施主検査前、施主には何を伝えていますか?
こんにちは、アミーゴ小池です!!
今回の内容は「引渡し前の最終チェック」である施主検査の方法と要点をまとめました。
大切な家づくりを最後まで円滑に進めるために、プロとして施主へ的確なアドバイスを提供してください!
1. 施主検査の前提:なぜ重要なのか?
工事中の家は施工店の所有物
施主が「お金を払う前・引渡し前」の建物は、法的にまだ施工店のもの。
完成後のトラブル回避
施主検査の場で不備を正しく指摘し、引渡し前に是正することで、余計な補修工事・費用を防ぐ。
プロとしてのポイント
施主に「この検査を丁寧にやらないと、引渡し後の苦情や揉めごとに発展しやすい」ことを強調。
工事の最終段階であるため、どこをどうチェックすれば良いかを具体的に案内する。
2. 施主検査時の持ち物と準備
図面や資料全て(プレゼンシート含む)
最終図面・実施設計時の図面・プレゼン資料・サンプル集など。
サンプル素材
外壁や床、壁紙など、実際に選んだサンプルを現場で照合。
メジャー(コンベックス)
家族総出で寸法を確認し、建具や家具搬入などの不具合を未然に防ぐ。
フリクションペン(赤・青)
施主検査で不備を見つけた際に、図面へマーキング。消せるタイプが便利。
スマホ
不具合箇所の写真記録用。
マスキングテープ
不具合・傷・補修ポイントを実際の箇所に貼ることで、施工側が補修場所を正確に把握可能。
プロとしてのアドバイス
万一、施工店がマスキングテープを用意していなくても施主側が持参するようすすめる。
建物内外を回るため、動きやすい服装と靴も案内しておくと◎
3. チェック項目別の注意点
(1) 外観チェック
外壁の傷や雨樋・窓周りの破損がないか。
サイディング・タイル・塗装面などに剥がれや色ムラがないか。
境界ポイントや塀が工事でずれていないか再確認。
トラブル例
車両搬入などで境界杭が破損/紛失している場合がある。早期補修しないと隣地トラブルに発展。
(2) 内壁の確認
壁紙の接合部、めくれ、剥がれ、傷をマスキングテープで指摘。
塗装・木材パネルなどは均一に施工されているかをチェック。
タイル仕上げの場合は「タイルを叩いて浮きがないか」確認。
塗装壁の補足
一時的な汚れやシミは拭き取りで済む場合も多い。焦らず担当者に落とせるか確認を。
(3) 床の確認
フローリング
凹み、傷、隙間、色味の違いをチェック。
床鳴り(歩行時のギシギシ音)は引渡し前に是正を促す。
タイル・石・CFなど
剥がれ、浮き、割れがないか。
素足で歩き、尖った部分がないかを試すのも有効。
(4) 天井・照明の確認
天井の剥がれやムラ、塗装の不備をチェック。
照明の点灯確認:スイッチを何度かオンオフし、不具合がないか確認。
換気扇(浴室乾燥機含む)の動作テストも同時に行う。
(5) 窓・建具の確認
全ての窓・ドアを開閉:開けにくい、閉めにくい箇所がないか。
鍵(サッシ・ドア)も全部試す。
玄関ドア:クローザーや鍵の動作を重点的に確認。
内部ドア:収納ドアや鍵付きドアの開閉・施錠をテスト。
4. 設備別の確認ポイント
(1) キッチン
水を実際に流す:シンク下の排水漏れや動作をチェック。
収納扉・引き出し:レールのスムーズさ、ソフトクローズの有無。
レンジフード:照明、排気機能を作動させ、音や吸引力を確認。
(2) 浴室
シャワー・水栓の動作:仮設の給水でも水が出るか試す。
湯張り機能:オール電化ならお湯、ガスが未開通なら水でも可。
浴室乾燥機:動作開始後、15分程度放置して換気や乾燥具合を確認。
(3) 洗面台
水栓の動作:湯水の出、鏡収納の扉などを複数回開閉。
排水漏れ:シンク下を覗いて水滴をチェック。
(4) トイレ
流水テスト:ウォシュレットや自動洗浄機能を実際に作動。
鍵・アクセサリー:ドアの施錠やペーパーホルダー、タオル掛けの設置状況を確認。
5. 「イメージと違う…」と言われたら
原因の整理
サンプルやCGで事前確認していたのに印象が違う、という場合は光の入り方や仕上げとのバランスが影響している可能性。
対処方法
小規模なズレであれば塗装や色調整で対応できる場合も。
大掛かりなやり直しが必要な場合、施主・施工店・設計事務所三者でしっかり協議。
ポイント
施主が「家づくりに十分関与していた」場合、大幅な変更は追加費用や工期延長を伴う可能性を明確に説明。
そもそも実施設計や中間検査で発見するべき事として、別のオサックで事前チェックを進めるよう促しておく。
6. 施主検査の振る舞いと完了後の流れ
落ち着いてチェック
完成した家に感動し、冷静さを失う施主も多い。プロは手順を示して着実に進める。
指摘事項の共有
マスキングテープを貼った場所を図面や写真で施工店と共有。補修日時を決める。
引渡し前の最終是正
指摘箇所を工事後、再度確認。完成度に納得した上で「残金支払い」となる。
施主への注意点
不備が多すぎる場合、引渡し日は延期を検討してもらうなど柔軟に対応するのがベター。
「補修が残ったまま引渡しを受けると、後で施工店が対応に消極的になるケースがある」と説明。
まとめ
施主検査はプロとして最後のサポート機会
適切な案内とリードで、後味の悪いトラブルを防止。
チェック項目を網羅
外観・内装・設備・境界ポイントなど、全てに目を配る。
イメージの違い
大幅変更は追加費用・工期延長になることを伝え、事前の検査や打合せの重要性を再認識してもらう。
引渡し前に完成度を高める
残工事や補修を納得いく形で完了させ、施主に安心・満足感を与える。
工事の最終局面である施主検査は、完成度を施主が直に確認する機会です。
ここでスムーズに不備を解消し、満足度を高めれば引渡し後のアフターケアも円滑に進みます。
SNS発信とあわせて、@Amigo小池 へ施主検査の取り組みをシェアし、施主の喜びを一緒にサポートしていきましょう!
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