今回は地域に適した住宅モデルを造るために『間取り』を造る工程を詳しくお知らせいたします。
多くの工務店さん、設計事務所さんが、この項目で悩んでしまう事が多いので今回のPAKを作成しました!
もうやること分かってるよ!って人でも流し読みで良いので確認してくださいね!
目次としてはコチラ!
①調査結果から作るべき間取りの面積と階数を決定する。
②ペルソナの設定をする。
③話せる間取りを作成する。
①に関しても、せっかく調査したのに調査結果を間取りに反映しない方がいますので詳しく解説いたします。
②に関しては一度は聞いたことがある文言である『ペルソナ』ですが、PAKSYSTEM独自の方法をお知らせいたします
更に③に関してはモデルの間取りなのでお客様に対して『話せる』情報が多い間取りを作成していただきたいので参考のアイディアをお知らせいたします!
今までに弊社が7000組以上のお客様に提案した間取りのアイディアとして多くのお客様のテンションが上がったポイントをお知らせ致します!
今回の間取り作成は地域に適したモデルを造るのに無茶苦茶大切なセクションなのでシッカリと理解して作成してください!
では早速!
①調査結果から作るべき間取りの面積と階数を決定する
今までの調査で皆さんは『エリア』『建売住宅』と『競合会社』の調査をしていただいたと思います。
『エリア』調査では皆さんのターゲットエリアで、どのような人が多く住んでいるのか?などを調査していただきましたよね?
更にエリア調査でお願いしたのは、地元の不動産業者にもヒアリングし、どんな顧客が多いのか?不動産業者としてドンナ商品が欲しいのか?価格は?面積は?階数は?と聞いていただいたと思います。
もしも不動産業者さんにヒアリングしていない人がいたら今からでもアポを取って不動産業者さんにヒアリングしてください!
エリア調査と地元不動産業者のヒアリング内容だけでも皆さんが作るべきモデルの面積や階数の判断ができると思いますが、『建売住宅』の調査で得た《今建てられている建物》の面積と階数も重要です。
更に競合会社のパンフレットやモデルハウスの調査により、競合会社はドンナ面積、階数をターゲットにしているのかを社内で話し合っていただいている事もヒントになります。
エリア調査・不動産業者からのヒアリング、建売や競合相手の調査で分かった面積や階数をそのままモデルの間取りに反映するのではなく、次の2通りで考察してください。
①調査結果の面積や階数とは異なるモデルは需要があるのか?
②調査結果と同じ面積・階数の場合は更なる戦略に投資すべし!
①の場合は調査結果から導き出した面積や階数ではなく、別のモデルを造るやり方です。
この方法は競合他社が行っていないモデルを造る事ができるため人気のモデルになる可能性が高い方法です!
しかし!
そもそも需要があるのか?という問題が発生します…
だからこそエリア調査や地元不動産業者の調査による『どのような顧客がいるのか?』が重要になります。
例えば競合相手が30坪2階建ての2000万モデルを扱っており、皆さんが25坪2階建てで1500万モデルは安くなるから人気が出るだろう!って程度のノリでモデルを作ってしまうと失敗する可能性はありますが…
エリア調査では年齢が高い人が徐々に増えている+不動産業者から二世帯住宅の需要が増えている。と聞いたのであれば40坪で二世帯の2階建てで3000万のモデルを作ったほうが需要がある可能性が高いって事は理解いただけると思います。
このように調査結果から自分達で考えられる面積や階数が本当に需要があるモデルなのか?自分達の思い込みじゃないのか?と言う事を考えていただきたいのです!
勿論Amigoに相談いただいてもOKですが、地元の不動産業者さんに考えた面積と階数、更に価格は需要があるのかを聞いてみるのも良い方法です!
そして上記とは別に『②調査結果と同じ面積・階数の場合更なる戦略に投資すべし!』は、競合他社などの調査結果と同じ面積と階数をモデルにする場合です。
このような場合は多くの会社が、他社と『何で差別化するのか?』を考えてしまいますが、そうではありません!
本当に他社と同じ面積や階数で今後、自分達は生き抜けるのか?ということを考えてほしいのです。
他社との差別化に関しては今皆さんが行っている『地元に適したモデル』を造ることができれば明確な差別化になります。
しかし、他社と同じ面積や階数と同じという事は、今回の地元に適したモデルを作ったとしても多くのライバルがいることは変わりません。
①の場合はソモソモ競合他社などが行っていない面積や階数のモデルなので、このような商品の場合はライバルが少ないです。
しかし②の場合は商品自体は他社差別は出来ていますが、面積や階数が同じと言う事は競合他社の数自体は減っていない、むしろ今の状況と同じなのです!
モデルの情報量を多くするだけではなく、価格やサービス更にはHPやSNS、会社の打合せスペースの設えやパンフレットなどまで他社差別の為に作り上げる必要が出てくる可能性があります。
特に重要なのが、今回の地元に適したモデルを造った際には、そのモデルをシッカリと説明出来るようにするための社員教育が絶対に必要になります!!!
アナタにとって最高の家ですよ!って商品が出来たとしても、興味を持ったお客様が皆さんの会社に来た時に担当者や皆さんがスラスラと商品説明が出来て、更には商品の魅力をお客様に興味を持っていただかなければ意味が無いですよね?
よって②の場合は今回のモデルを造るだけでは無く、他の事柄も力を入れる!と言う事を決断していただきたいのです!
勿論上記に関してはAmigoが完全にバックアップ致しますので安心いただきたいのですが、重要なのは今お知らした①と②のパターンのどちらも正解ではなく、不正解でもないという事を理解してください。
①も②も両方の事を真剣に考えて検討してください!
そして決して『住宅モデルを造った事で満足!』ではなく、社員教育や運用方法も重要であるという事を理解してください!
何度も言いますが『絶対に売れる住宅モデル』なんてありません。
今回のように調査して、モデルを作って、運用して、そして修正するという事が重要なのです。
本当に多くの会社が他社が造った住宅モデルを購入するだけで満足してしまいます…
しかし今回も同じです。住宅モデルを頑張って作ったとしてもシッカリと社員教育、運用方法を頑張らないと宝の持ち腐れです!
そんなことでは私達Amigoは悲しいです…
話を戻しまして、今皆さんは一つのモデルを造るためにノリや勢いだけではなく上記の2パターンを真剣に考えていただき今回作成するモデルの間取りの為の面積と階数を決めていただきたいのです!
自分達で調査し、考えて、検討して導き出した面積と階数であれば自信をもってお客様にプレゼンできると思います。
誰かに指示されたモデルでは、自信は生まれませんし皆さんの会社の成長にはつながりません。
分からない事や悩みがあれば相談してください!
②ペルソナの設定をする。
初めの項目調査結果から作るべき面積と階数が決定したからと言ってスグに間取りを造りたいと思っていると思いますが、チョッと待ってください!!!
面積と階数だけでも皆さんであれば間取りは造れると思いますが『この間取りで良いのか?』って悩みに必ずなります。。。
何個も間取り造ったけど、この間取りは来社したお客様は気に入ってくれるのか?HPに掲載したけど見てくれた人は良いと思って問い合わせをしてくれるのか?って不安がドンドン出てきてしまいます。。。
そこで救世主なのが『ペルソナ』です!
今回の目的は『情報量が多い地域に適した住宅モデル』ですので、モデル間取りも情報量が多くなければいけません!
エリア調査で皆さんはターゲットエリアにどのような年齢の人が多く住んでいるのか?を調査し、地元不動産業者さんに『どんな顧客が多いのか?』を聞いていただいています。
それらの情報から今回のモデル住宅の家族像を勝手に設定するのです!
この調査結果から勝手に家族像を設定することを『ペルソナ』といいます。
設定いただきたい事はコチラ!
・年齢(モデル住宅に住む家族全員の年齢)
・性別(モデル住宅に住む家族全員の性別)
・居住地域(皆さんのモデルエリアじゃない場合もあります)
・住居情報(持ち家、実家、賃貸など)
・最終学歴(モデル住宅に住む夫婦の学歴)
・職業(モデル住宅に住む家族全員の年齢)
・年収(世帯年収)
・家族構成(ペットも含む)
・趣味(モデル住宅に住む家族全員の趣味)
・よく使うSNS
・タイムスケジュール(モデル住宅に住む家族全員の生活スタイル)
・現在の悩み(仕事や生活での悩み)
・悩みを解決して、どうなりたいか
上記の内容を皆さんの調査結果を参考にして記載してください!
このペルソナに正解はありません!正解は無いのですが今までの調査結果から考えられる家族像を設定してください!
調査した内容とは全く異なる家族像ではダメですよ…
ターゲットエリアに多く住んでいる年齢は?
平均的な年収は?
不動産業者から聞いた顧客の費用は?
どんな過ごし方をしているのか?
様々な情報から皆さん自身が家族像を考えるのです!
下記の資料を使ってまとめてください!
ペルソナは資料にまとめたら必ずAmigoに送付してくださいね!
ペルソナの設定がトンチンカンな場合は早めにAmigoから指摘をしないとモデル間取りの造り直しが発生しますので…
PAK式顧客ペルソナ.xlsx
ダウンロード:XLSX • 15KB
ペルソナを設定することで具体的なお客様像ができますよね?
ペルソナを参考に『このお客様ならコンナ提案はどうだ?』『コンナ間取りだったら喜んでもらえそう』という事を考えてモデルの間取りを造ってみてください!
ペルソナがない状態の間取りよりも劇的に良い間取りが作成でき、更には今回のペルソナは皆さんが適当に設定したお客様像ではなく、調査結果を元にして設定していますので、今回のモデル間取りとしても大きくズレている間取りにはなりません!
やっと面倒な調査を行った意味が分かってきていただけていると思いますwww
③話せる間取りを作成する。
そして最後の項目です!
皆さんが作成してもらう間取りは地域に適した住宅モデルの参考となる間取りです。
そんな間取りを説明するときに情報量が少ない間取りでは意味がありません!
ハウスメーカーの商品は情報量が多いって話を思い出してください!
今回の地域に適した住宅モデルの間取りも情報量を多くしなければならないのです!
②のペルソナで家族像を設定しているので適当に造った間取りよりも情報量は多くなっていると思いますが、更に情報量を多くするための知識です!
私は今まで7000組以上のお客様の接客と多くの間取り提案をしてきました!
間取りをお客様に提案する際にお客様からの評価が高かった『間取りのポイント14個』をお知らせいたします。
私達Amigoで作成した評判が良い間取りをお知らせするのは簡単なのですが、それでは皆さんの力になりません…
更にプロの皆さんであれば『当たり前じゃん』って思う情報もありますが、今回の14個のポイントを出来る限り作成する間取りに入れ込んでみてください!
お知らせするポイントを間取りに入れるとお客様に話せる情報が増えます!
どんな事をお客様に話すのか?って事もお知らせしますので是非参考にしてください!
①玄関から庭
玄関ドアを開けると大きな窓があり庭や植栽などが見えて開放的な玄関空間を演出することができます。https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E7%8E%84%E9%96%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E5%BA%AD/
②シューズインクローゼット
玄関からシューズインクローゼットに入って靴を脱ぐ事で玄関に靴が散らからず美しい玄関が保てます。
アウトドアの趣味がある施主にはモッテコイです!
ただし、玄関土間から直接シューズインに入り、靴を脱ぎ、玄関ホールにアクセスする動線計画の間取りじゃないと、結局スリッパなどが玄関土間に放置られる事になるので注意が必要です。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%88/
③壁のような玄関収納
腰高さのシューズボックスではなく、床から天井までのトールタイプの玄関収納はデザイン的にスッキリ見せる事ができると共に靴以外にも多くの収納ができます。
シューズインの設置が全体の面積を圧迫してしまう場合に用いると良いです。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E7%8E%84%E9%96%A2%E5%8F%8E%E7%B4%8D%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97/
④玄関にスケルトン階段
玄関空間に階段を設置する場合に玄関を広く見せる手法として階段をスケルトン階段(ストリップ階段)にすることで開放的な玄関空間を演出することができます。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E7%8E%84%E9%96%A2%E3%81%A8%E9%9A%8E%E6%AE%B5/
⑤上階と繋がる吹抜け
玄関やLDKに吹抜けを設ける事で開放性を演出することができ、更には多くの採光を取得することができます。
加えて、上階の廊下や部屋と吹抜けを介してつながる事で上階の雰囲気や上下階でのコミュニケーションをとることができます。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E5%90%B9%E6%8A%9C%E3%81%91/
⑥リビング階段
LDKに上階に上るための階段を設置することで『LDKを通らないと上階に行けない動線』を造る事ができます。この動線により家族がLDKを強制的に通る間取りになるため家族のコミュニティーが円滑になります。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0%E9%9A%8E%E6%AE%B5/
⑦LDKと外部を一体化
LDKが1階の場合は外部のテラスと、LDKが2階以上の場合はバルコニーと『LDKの床と外部空間の床を一体化』させる事でLDKの空間が広く感じられます。
この提案に関しては間取りだけではなく参考画像を必ずお客様には見せてください!
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/ldk%E3%81%A8%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B9/
⑧スキップフロア
LDKなどのように一体的な空間であったとしてもDKとLに段差を設ける事で面白味がある空間を演出することができます。LだけがDKよりも床が低くなることで天井高さがLだけが高くなり開放的な空間になります。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A2/
⑨他の空間と一体的な空間
客間や和室などのように家族のプライベート空間ではなく、来客時や一時的に使う事が想定されている空間を『玄関やLDK』などと一体的な空間として演出することで空間の広がりを演出することができます。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E4%BB%96%E3%81%AE%E7%A9%BA%E9%96%93%E3%81%A8%E4%B8%80%E4%BD%93%E7%9A%84%E3%81%AA%E7%A9%BA%E9%96%93/
⑩将来的に分割する子供部屋
子供部屋が2つ以上希望されている場合や子供がまだ幼く一人で寝る事ができない場合などは、引き渡し時には一つの空間として家族全員の寝室として使い、子供が自分の部屋が欲しくなったら分割し、そして子供が巣立った後は夫婦の趣味の部屋などに変更するなどのように『可変する子供部屋』は継続的に家を使える良いアイディアです。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E5%88%86%E5%89%B2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AD%90%E4%BE%9B%E9%83%A8%E5%B1%8B/
⑪小屋裏・ロフト
収納量が少ない場合や遊び心を演出したい場合に小屋裏やロフトを提案することで顧客のテンションが上がる場合があります。
天井高さは1.4m以下であることは伝える必要はあるが、収納空間だけではなく趣味空間や就寝空間としても活用できます。
法的にハシゴのみでの昇降しかできない場合は利便性が悪いので注意が必要。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E5%B0%8F%E5%B1%8B%E8%A3%8F%E3%83%AD%E3%83%95%E3%83%88/
⑫蔵収納
ミサワホームの専売特許の蔵収納。上下階の間にある1.4以下の空間を意味します。
名称として『クラシュウノウ』というのはミサワホームの名称なので本来であれば他社が使ってよい名称ではありませんので図面作成時には注意が必要です。
更に地域や民間の検査機関によっては蔵収納部分も面積や階数に算定しなければならないため注意が必要です。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E8%94%B5%E5%8F%8E%E7%B4%8D/
⑬ビルトインガレージ
車を大切にしている顧客や車が趣味の顧客に関しては人気。
更に玄関やLDKから車が見える間取りは車が好きな顧客からのハートを掴める。
しかし、家族で車に関しては興味がない人がいると夫婦喧嘩になる場合があるので注意。
https://www.pinterest.jp/Amigo1985Design/%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8/
⑭ガレージ上部に収納
車高が高い車を駐車しない場合にはガレージ上部に収納を設けて釣り竿やクーラーボックスなど重量がない荷物を収納できるスペースとして活用。
アウトドアが趣味の家族には好評。