家の確認申請に関してお客様に任せきりになっていませんか?
アミーゴの小池です!!
今回は「確認申請のチェック方法①」について解説します。
確認申請は本当に重要…建築のプロとして、お客様に安心していただくためにも、最終図面の内容をしっかり点検しておきたいところです。
前提として確認してほしい資料
すでに確認申請の申請書をひと通りチェックしているケースが多いと思いますが、それでも図面側に見落としがあるかもしれません。
図面のチェック項目
確認申請書(申請書本体)の審査は終わっていても、図面のほうにも注意すべきポイントがあります。
ここでは、確認申請に添付する代表的な図面と、そのチェック項目をご紹介します。
1. 案内図
土地位置の正確性
お客様の敷地を示す地図上の赤・青マークが、本当に正しい場所を示しているかを要確認。
住所表記の整合性
申請書に書かれている地番・住居表示と同じ表示かどうかをチェック。
2. 求積図(敷地求積図・面積表)
土地面積の再確認
お客様が把握していた面積と齟齬がないか?
特に売買契約書や重要事項説明書に記載されている面積と相違していないかを要確認。
建物面積・建蔽率・容積率の整合
図面上の建物面積や計算が、申請書に記載されている数値と一致しているかをチェック。
3. 配置図(屋根伏図を兼ねる場合あり)
境界線と外壁の離れ
境界線から外壁中心まで、または外壁までの寸法がしっかり500mm以上(民法上の目安)確保できているか。
最高高さ・最高軒高さ
立面図・断面図の寸法と整合性がとれているか?
道路の幅員・接道長さ
役所申請や道路斜線などに絡むため、申請書と数字が合っているかをチェック。
駐車スペース計画
実際に車を停められる寸法があるかも含め、今後のトラブルを防ぐ。
4. 平面図(平面詳細図)
今までの実施設計との整合
仕様や寸法が、施主と打ち合わせしてきた内容と食い違っていないか。
居室設定
寝室や子供部屋など、本来は“居室”として計上すべき部屋が勝手に納戸扱いになっていないか。
窓の大きさ・配置
採光・換気・排煙計算に影響する窓が、勝手にサイズ変更されていないか。
梁型や天井高への影響
構造計算の結果、天井内に梁が下がるようになった部屋などが図面に反映されているか。
5. 立面図
デザインの最終確認
外観の高さ・勾配・外壁の種類が、実施設計どおりか。
ベントキャップ・給気口
小さな要素だが外観意匠を乱さない位置で設定されているか、数が増えていないか。
斜線制限の線
実際に斜線制限のカットラインが図面に書かれ、検討痕跡が確認できるか。
6. 断面図
天井高さの確認
全室を断面図だけですべてカバーするのは難しいが、最低限主要な階高は計画通りか。
梁や吹抜け・小屋裏など
特殊な形状の空間が図面で正しく表現され、法的制限や性能と矛盾していないか。
構造検討の結果
必要な補強や梁型が反映されているか。
7. 矩計図(かなばかりず)
基礎形状や高さ
地面からの立ち上がりが300mm~400mmなど、計画どおりか、フラット35等の基準と合致しているか。
断熱材の記載
木造の場合は基礎断熱or床断熱、充填or外断熱、付加断熱等が図面に反映されているか。
流用図面(標準図)に注意
意図せず“標準仕様”が載ってしまい、実際の仕様と異なる表記が残っていないか確認必須。
まとめ:申請図面こそ最終ロック
実施設計との差異を見逃さない
申請用に細部を修正する際、施主合意なしに勝手に変更されがちなので必ず照合する。
法的部分だけが目的ではない
申請図面は後に現場が参照する可能性が高いので、間違った表記が残ると施工ミスを誘発する。
SNSにアップ&プロと共有
撮影や画像共有で不整合を防ぎ、納得いく形で着工を迎える。
以上が「確認申請の図面をチェックする方法①」です。
続編では実施設計完了後・着工前最終段階の図面の注意点などをお知らせする予定ですので、そちらもご確認ください!
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