家の基礎工事において、お客様任せになっていませんか?
アミーゴの小池です!!
今回は「基礎工事のチェック方法」について解説します。
基礎工事は非常に重要…皆さまが携わる住宅の基礎を、プロとしてしっかり管理・確認し、お客様にも安心いただける施工を心がけましょう。
なぜ基礎工事が重要なのか
構造的な安全性の土台
どれだけ上部構造をしっかり造っても、基礎が脆弱では性能を発揮できません。
木造であれば、地震や荷重に耐えられる基礎が整っていなければ、建物全体の耐久性が下がってしまいます。
防湿・防蟻などのリスク低減
地面からの湿気侵入やシロアリ被害を防ぐためにも、基礎の造りが大きく影響します。
適切な根切り、砕石、防湿シート施工などが必要不可欠。
将来的な資産価値
引渡し後のクレームで最も深刻化しやすいのが基礎の不具合。
亀裂・不陸・レベル不整などが起きると、資産価値も損なわれ、お客様の信頼も失います。
基礎工事前に用意するもの・確認すべきこと
基礎伏図(きそふせず)、基礎断面図
設計通りの寸法・仕様で問題ないか、改良工事後の地盤高さに誤差はないか確認。
メジャー(コンベックス)、フリクションペン(赤・青)、スマホ
実測・撮影用に必須。
お客様のSNS投稿を歓迎することで施工の透明性を担保しやすくなる。
工程表
根切り、砕石、防湿シート、捨てコン、配筋、型枠、コンクリ打設…と流れが細かい。
お客様立ち会いのタイミングを示すと安心感が高まる。
工程別チェックポイント
1. 根切り工事(ねぎりこうじ)
基礎断面図と照合し、設計通りの深さ(例:400mm)で掘削できているか。
過剰な掘りすぎ:砕石やコンクリで高さを調整可能だが、コストや手間増に注意。
掘り不足:構造上の厚みが足りなくなり、基礎寸法が確保できないリスク。
2. 砕石(さいせき)・転圧
表面が平らになっているかを視認。
設計厚さ(60mm程度など)を確保できているか。
砕石の厚みが明らかに足りない(地面が見えている)場合は撮影・共有し、再施工検討。
3. 防湿シート施工
地下からの湿気を防ぐ目的。
シート同士の重なりが15cm以上確保され、テープ止めされているか。
現場の作業で破れていないか。
破れは補修テープで対処可能だが、放置厳禁。
4. 捨てコン
捨てコンとはあくまで“基準面”を平らにするためのコンクリート層。
ヒビや割れがあっても構造には問題なし。
捨てコン上に墨出しなど行うので、施工後は汚れ・デコボコに注意。
5. 型枠工事
コンクリ立ち上がりを造るために型枠(鋼製 or 木製)を組む。
型枠の傾き:目視で違和感あるほど傾斜していれば危険。
繋ぎ目・隙間:大きな隙間はコンクリート打設時に漏れや形崩れの原因に。
全体をぐるりと確認し、怪しい箇所を写真撮影。
6. 配筋(はいきん)チェック
設計通りの鉄筋径(D10、D13など)を採用しているか報告書で確認。写真を撮影。
ピッチ:@200とあれば200mm間隔で施工されているか、ざっと均等かを見る。
かぶり厚さ:通常底部60mm、立ち上がり部40mm以上。
スペーサーがしっかり入っているか。
鉄筋がたわんでいないか(均一な高さ)を目視。
定着長さ(40D)を実地で全数測定するのは困難だが、書面や写真で施工業者の報告をチェック。
7. 金物の設置
アンカーボルト:基礎と土台を固定する金物。
高さがそろっているか、垂直に立っているか。
ホールダウン金物:基礎と柱を固定。
支持力を損なわないよう適正な位置にあるか、斜めになっていないか。
曲がっていると施工精度が落ち、後で力任せに直す現場もあるため要注意。写真を細かく撮影しておく。
8. コンクリート打設
ミルシート(コンクリ性能表)を必ず確認。
設計強度に合う生コンを使っているか。
打設時の天候と養生期間
雨が降る中での打設は避ける。
打設後3~5日は固化のため十分な時間を置き、次工程に進む。
9. 型枠解体後の仕上がり
ジャンカ:コンクリ内部の砂利が露出し、空隙が多い状態。大きいものはNG。
ひび割れ:0.3mm以上のクラックは対処を要検討。
レベル:高さや傾きが設計通りか、測定・目視で確認。
最後に
基礎は家の安全性・性能を左右する重要工程。
工程ごとにプロが細かくチェックし、記録写真を残す。
施工精度に不安があれば、すぐに是正要否を判断し、工期・仕上がりに影響を出さないよう管理。
こうした管理体制をお客様に示し、Instagram投稿や写真共有を積極的にサポートすれば、信頼性向上に繋がる。
完成後に基礎をやり直すのは非常に困難です。
問題が起きる前に“基礎”からしっかり施工管理し、良質な住まいづくりをリードしましょう!
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