★【見積り調整】見積りオーバーに直面したら?注文住宅での賢い予算調整テクニック①

家の見積りに関して建築オーナーに任せがちな建築のプロの皆さん!!


アミーゴ小池です!!


今回は『予算オーバーの基礎』に関してです!


見積りは本当に大切です…


クライアントの家の見積りをしっかりチェックしてください!


予算がオーバーするのは、施主側で望んでするわけではありませんが、感情的になり冷静な判断をしづらいケースが非常に多いです。


今回のパックでは、見積りオーバーした際の基礎知識について解説します。


施主の中には、予算がオーバーしたショックでこれまでの打合せや検討を台無しにしてしまう方もいます。


そうならないよう、当パックで提案する「見積り調整ファイル」をぜひ活用していただき、施主に冷静に対処してもらえるよう導いてあげてください。


なお、本パックはボリュームが多いため、2部構成となっています。今回は前半部分をお届けします。


では早速、はじめましょう!!


■クライアントの予算再確認


実施設計後の見積り段階で追加コストが出てしまい、予算オーバーになる事例はよくあります。


こうした局面で焦ったり動揺しがちなクライアントを落ち着かせるには、まず改めて予算を点検してもらうことが重要です。


ときにはローンの正確な借入額をきちんと把握できていないケースもあるため、銀行との契約や諸経費がローンに含まれているか否かなど、クライアントの資金状況を今一度チェックしていただきましょう。


手数料や別途経費がローンに含まれていれば、実際に家づくりへ充当できる金額は想定より少ない場合があります。


あわせて、将来的なライフプラン(教育費やマイカー購入予定など)も一度整理してもらうことで、無理のない家づくりを促すことが大切です。


無理に追加予算を計上して後々の生活を圧迫する事態は絶対に避けてください。

 

■予算オーバーした「理由」を意識させる


オーバーの「原因」にばかり注視するケースがありますが、家づくりのオーバーには「理由」もあることを認識してもらいましょう。


なぜなら、ほとんどの注文住宅では何かしらオーバーが出るのが「普通」だからです。


契約前は基本設計しかない状態で進めてきたところに、実施設計で多くの要望が加わり、素材や設備の選択も増え、当然コストは増えやすいのです。


そこへ加えてパックの学習などを通じて、クライアントがより性能やデザインを追求しはじめると、当初より膨らむのは当たり前と言えます。


しかも、クライアントは家づくり初心者がほとんどです。


彼らの「優先順位」は実際の打合せやサンプル確認、性能数値検討を通じて変化していきます。


こうして最終的に到達する“いま必要な家”と、契約時の想定ではズレが生じていて当然なのです。


残念ながら、オーバー幅に落胆したクライアントが感情的になり、簡単に契約破棄や会社変更へ向かうこともあります。


しかしプロとしては、そこを落ち着かせ「じっくりと減額検討をする価値がある」ことを伝えるとともに、今までの検討が完全に無駄にはならないとフォローする必要があります。


■予算オーバーの「原因」を把握する


金額オーバーが具体的に提示されたら、その背景を施主とともに確かめます。ここで施主がパニックになりがちな部分をどう解消するかが腕の見せ所です。


多くの場合、追加コストは施主側からの追加要望に起因します。しかし、そうとはいえプロの側にも以下のような対応漏れ・ミスがあることがあります。


  1. 要望追加ごとの費用提示を怠った


    実施設計打合せの中で「これを追加したら幾ら増えるか」を小まめに提示しないまま進行し、合算すると大幅なオーバーになるケース。


  2. 契約前見積りのミス


    はじめに低めの見積りを提示し、とにかく契約を急がせた企業が後から大幅な追加請求を行うことも。


    施主が想定外に感じるのは当然で、トラブルの原因となります。


前者に関しては、プロが施主の負担を都度想定できるよう細かく積算してあげるのが理想です。


後者のような明らかな戦略的ミスは業界倫理にも反しますし、きちんと説明しながら適切に調整するのが責務です。


いずれにしても、ここで施主に対して「今回のオーバーは、これまでの追加要望や修正変更によるもの」が大半であること、そしてそうしたオーバーが“普通にあり得る”という事実を冷静に伝え、きちんと減額調整する方が時間的にも金銭的にも有益であるとお伝えするのがプロの役割です。


■心の整理と見積り調整ファイル


最後に、見積り期間を乗り切るために、施主にあらためて“見積り調整ファイル”を活用していただきましょう。


  • 契約後に加わった要望をすべて列挙し、「これは本当に必要か?」「最優先すべきか?」を検討させる。


  • プロからの追加減額案なども同じファイルに一括でまとめて示す。


そうすることで、修正すべき図面も明確になりますし、優先度の低い項目から減額アプローチをすれば、大きな後悔を防ぎやすくなります。


もしどうしても自社内だけでは円満に解決できず、施主も混乱している場合は、アミーゴへの有料コンサル相談を案内することも一つの選択肢です。


いずれにせよ、今回のパックをしっかり頭に置き、見積り期間を丁寧にサポートしてください。


後編のパックもぜひあわせてご確認いただき、クライアントの家づくりを成功へ導きましょう!

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