家の上棟式を「お客様任せ」にしていませんか?
アミーゴ小池です!!
今回は「上棟式の進め方」についてお話します!
上棟式は本当に大切です…家づくりの重要なイベントとして、お客様の上棟式をしっかりサポートできていますでしょうか?
上棟式の意義
「上棟(じょうとう)」とは、建物の骨組みが組み上がった状態を指します。
日本では、上棟を迎えたタイミングで「上棟式」というお祝いの行事を行う文化が根付いてきました。
もっとも、最近では必ず行わなければならないわけではありませんし、地鎮祭に比べるとカジュアルになりがちです。
とはいえ、プロとしては お客様と工事関係者の顔合わせ や 施工に対する感謝 という面からも、上棟式の意義をきちんと説明し、ご要望に合わせたサポートを行いたいところです。
特に今後、大工さんがメインとなって施工を進めるため、お施主様と棟梁・大工スタッフとの 人間関係構築 や 信頼醸成 を図れる機会となります。
一昔前の盛大な上棟式をしなくても、略式のスタイルであっても、上棟式を行うことで施工チーム一丸となれるメリットがあります。
上棟式をお勧めする理由
担当大工や現場監督との顔合わせ
お客様に大工さんとのコミュニケーションをとっていただくことで、現場での確認や質問がしやすくなる。
大工側としても、施工する家への想いを直接聞く機会になり、モチベーション向上に繋がる。
工事に対する感謝の表明
大工さんをはじめ現場監督や設計者、営業など、多くのスタッフが力を注いでいる点をお客様が認識しやすい。
「これからも安全に進めてほしい」「この家に込めた思いを大切にしてほしい」という気持ちを共有できる。
お客様の安心感アップ
無用なトラブル(無断訪問による誤解や現場管理者とのすれ違いなど)を減らし、スムーズな工事監理がしやすくなる。
必要以上のご祝儀や費用負担が発生しないよう、形式や費用についてしっかり説明するのもプロの役目。
上棟式の内容・進め方
1. 上棟式とは?
木造住宅で建物の骨組みが完成した段階(上棟)で行われる儀式です。
かつては上棟当日に神社を呼び、近隣も交えて盛大に行う地域が多くありましたが、最近は略式 で行う事例が増えています。
上棟式の主目的
お客様・施工関係者との顔合わせ
これまでの工程・安全に対する感謝と、竣工までの安全祈願
お客様の家にかける想いを共有
2. 上棟式に参加するメンバー
お施主様(家族全員やご夫婦のみの場合も)
工事担当の現場監督・建築士・営業担当
メイン大工(棟梁など)
可能であれば、サブの大工や職人さんも参加
近年は 土日開催 にしてお施主様の休日に合わせたり、神主さんを呼ばずに行う略式スタイルが主流です。
3. 用意する物・費用感
お供え関係
棟札(むなふだ):施工店側で用意してもらう or お施主様がネットなどで手配
御幣(ごへい):屋根裏や祭壇に飾る神具
洗米・塩・日本酒:祭壇と四方固め用
お弁当・飲み物
1,000〜2,000円程度の弁当を参加人数分用意
参加者が車移動の場合、お酒は避ける or ノンアル飲料を準備
ご祝儀
あくまでも お客様からの感謝の心遣い
プロ(特に大工や現場スタッフ)から「休日出勤なんだから…」的な姿勢はNG
お施主様の予算に応じ、無理のない範囲で
目安:
大工さん(棟梁) :1〜3万円
現場監督・営業など :5,000〜1万円
上棟式全体で 10万円前後 が一般的。
大規模な式や地域によっては 30万円 ほどかけるケースもあります。
上棟式の流れ(略式の場合)
参加者の顔合わせ・自己紹介
お施主様と施工チームがお互い名前や立場を認識。
大工さんの中には頑固な方もいるため(良い意味で職人気質)、最初の印象が大事。
棟梁が棟飾りを設置
屋根の最上部に御幣や棟札を飾る場合が多い。
高所作業が伴うのでお客様には無理をさせない。
祭壇にお供えを設置
お米・塩・お神酒などを並べる。
必要に応じて祝詞をあげたり、神社や棟梁が儀式を執り行う。
四方固めの儀
建物四隅に米・塩・酒を撒き、お客様も一緒に施工の安全を祈願。
自由参加だが、参加するほど気持ちがこもっていると感じてもらいやすい。
二礼二拍手一礼(安全祈願)
神主不在の場合は棟梁や現場監督が簡易的にリード。
大きな掛け声や丁寧な所作は不要だが、一定の格式を保つ。
直会(なおらい)の儀
本来は飲食を伴う懇親会だが、最近は簡単な挨拶で済ます。
お客様からの「上棟のお礼」「竣工までの安全祈願」「家にかける思い」などのスピーチをしてもらうとよい。
手締め
1本締めなどで式を締めくくる。
引き続き工事よろしくお願いします、という区切りの合図。
ご祝儀・お弁当配布
最後にご祝儀袋やお弁当を渡す。
「お気持ち程度」に留めるか、金額を多めにするかはお客様の自由。
当日の服装
お客様に対しては 動きやすい、汚れにくい服装 を推奨
スカートやハイヒールなど、現場に危険が及ぶ装いは避けてもらう
夏場は炎天下、冬場は壁がない状態で野外に近いため、暑さ寒さへの対策を忘れずに
上棟式後のポイント
上棟式当日に「現場チェック」をしてもらうのは効率的だが、時間が取れないなら別日でも可
次回の現場確認はいつ頃か、施工チームに確認しておくとお客様が予定を立てやすい
上棟式で撮影した写真(祭壇前や棟飾りなど)をSNSにUPしてもらい、お互いに共有する
お客様が将来その写真を振り返ることで「良い家づくりの想い出」となり、施工チーム側としても評価アップに繋がる
まとめ
上棟式は、家づくりの大きな節目となるイベントです。
プロとしては大掛かりな式典をしなくとも 「お客様と大工・施工チームの顔合わせ」 の意味をしっかり伝えて、上棟式を簡略形でも行うよう提案してみるのが良いでしょう。
お客様に式の進め方や必要なもの(費用)を丁寧に案内する
大工さんや現場監督との顔合わせの時間を大事に設定する
無理のない範囲でご祝儀やお弁当を用意していただき、感謝を伝える
「上棟式はやらなくてもいい」という考えのお客様であっても、 顔合わせの場 として上棟タイミングの交流を促せば、結果的に工事のスムーズさと満足度を高めることに繋がります。
ぜひ今回のポイントを活かし、お客様にとって 「心に残る上棟式」 をサポートしていきましょう。
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