★【現場⑦】上棟式の重要性と効果的な進め方:理想の家を建てるために

家の上棟式を「お客様任せ」にしていませんか?


アミーゴ小池です!!


今回は「上棟式の進め方」についてお話します!


上棟式は本当に大切です…家づくりの重要なイベントとして、お客様の上棟式をしっかりサポートできていますでしょうか?


上棟式の意義


「上棟(じょうとう)」とは、建物の骨組みが組み上がった状態を指します。


日本では、上棟を迎えたタイミングで「上棟式」というお祝いの行事を行う文化が根付いてきました。


もっとも、最近では必ず行わなければならないわけではありませんし、地鎮祭に比べるとカジュアルになりがちです。


とはいえ、プロとしては お客様と工事関係者の顔合わせ や 施工に対する感謝 という面からも、上棟式の意義をきちんと説明し、ご要望に合わせたサポートを行いたいところです。


特に今後、大工さんがメインとなって施工を進めるため、お施主様と棟梁・大工スタッフとの 人間関係構築 や 信頼醸成 を図れる機会となります。


一昔前の盛大な上棟式をしなくても、略式のスタイルであっても、上棟式を行うことで施工チーム一丸となれるメリットがあります。


上棟式をお勧めする理由


  1. 担当大工や現場監督との顔合わせ


    • お客様に大工さんとのコミュニケーションをとっていただくことで、現場での確認や質問がしやすくなる。


    • 大工側としても、施工する家への想いを直接聞く機会になり、モチベーション向上に繋がる。


  2. 工事に対する感謝の表明


    • 大工さんをはじめ現場監督や設計者、営業など、多くのスタッフが力を注いでいる点をお客様が認識しやすい。


    • 「これからも安全に進めてほしい」「この家に込めた思いを大切にしてほしい」という気持ちを共有できる。


  3. お客様の安心感アップ


    • 無用なトラブル(無断訪問による誤解や現場管理者とのすれ違いなど)を減らし、スムーズな工事監理がしやすくなる。


    • 必要以上のご祝儀や費用負担が発生しないよう、形式や費用についてしっかり説明するのもプロの役目。


上棟式の内容・進め方


1. 上棟式とは?


木造住宅で建物の骨組みが完成した段階(上棟)で行われる儀式です。


かつては上棟当日に神社を呼び、近隣も交えて盛大に行う地域が多くありましたが、最近は略式 で行う事例が増えています。


上棟式の主目的


  • お客様・施工関係者との顔合わせ

  • これまでの工程・安全に対する感謝と、竣工までの安全祈願

  • お客様の家にかける想いを共有


2. 上棟式に参加するメンバー


  • お施主様(家族全員やご夫婦のみの場合も)

  • 工事担当の現場監督・建築士・営業担当

  • メイン大工(棟梁など)

  • 可能であれば、サブの大工や職人さんも参加


近年は 土日開催 にしてお施主様の休日に合わせたり、神主さんを呼ばずに行う略式スタイルが主流です。


3. 用意する物・費用感


お供え関係


  • 棟札(むなふだ):施工店側で用意してもらう or お施主様がネットなどで手配

  • 御幣(ごへい):屋根裏や祭壇に飾る神具

  • 洗米・塩・日本酒:祭壇と四方固め用


お弁当・飲み物


  • 1,000〜2,000円程度の弁当を参加人数分用意

  • 参加者が車移動の場合、お酒は避ける or ノンアル飲料を準備


ご祝儀


  • あくまでも お客様からの感謝の心遣い

  • プロ(特に大工や現場スタッフ)から「休日出勤なんだから…」的な姿勢はNG

  • お施主様の予算に応じ、無理のない範囲で


目安

  • 大工さん(棟梁) :1〜3万円

  • 現場監督・営業など :5,000〜1万円


上棟式全体で 10万円前後 が一般的。


大規模な式や地域によっては 30万円 ほどかけるケースもあります。


上棟式の流れ(略式の場合)


  1. 参加者の顔合わせ・自己紹介


    • お施主様と施工チームがお互い名前や立場を認識。


    • 大工さんの中には頑固な方もいるため(良い意味で職人気質)、最初の印象が大事。


  2. 棟梁が棟飾りを設置


    • 屋根の最上部に御幣や棟札を飾る場合が多い。


    • 高所作業が伴うのでお客様には無理をさせない。


  3. 祭壇にお供えを設置


    • お米・塩・お神酒などを並べる。


    • 必要に応じて祝詞をあげたり、神社や棟梁が儀式を執り行う。


  4. 四方固めの儀


    • 建物四隅に米・塩・酒を撒き、お客様も一緒に施工の安全を祈願。


    • 自由参加だが、参加するほど気持ちがこもっていると感じてもらいやすい。


  5. 二礼二拍手一礼(安全祈願)


    • 神主不在の場合は棟梁や現場監督が簡易的にリード。


    • 大きな掛け声や丁寧な所作は不要だが、一定の格式を保つ。


  6. 直会(なおらい)の儀


    • 本来は飲食を伴う懇親会だが、最近は簡単な挨拶で済ます。


    • お客様からの「上棟のお礼」「竣工までの安全祈願」「家にかける思い」などのスピーチをしてもらうとよい。


  7. 手締め


    • 1本締めなどで式を締めくくる。


    • 引き続き工事よろしくお願いします、という区切りの合図。


  8. ご祝儀・お弁当配布


    • 最後にご祝儀袋やお弁当を渡す。


    • 「お気持ち程度」に留めるか、金額を多めにするかはお客様の自由。


当日の服装


  • お客様に対しては 動きやすい、汚れにくい服装 を推奨


  • スカートやハイヒールなど、現場に危険が及ぶ装いは避けてもらう


  • 夏場は炎天下、冬場は壁がない状態で野外に近いため、暑さ寒さへの対策を忘れずに


上棟式後のポイント


  • 上棟式当日に「現場チェック」をしてもらうのは効率的だが、時間が取れないなら別日でも可


  • 次回の現場確認はいつ頃か、施工チームに確認しておくとお客様が予定を立てやすい


  • 上棟式で撮影した写真(祭壇前や棟飾りなど)をSNSにUPしてもらい、お互いに共有する


    • お客様が将来その写真を振り返ることで「良い家づくりの想い出」となり、施工チーム側としても評価アップに繋がる


まとめ


上棟式は、家づくりの大きな節目となるイベントです。


プロとしては大掛かりな式典をしなくとも 「お客様と大工・施工チームの顔合わせ」 の意味をしっかり伝えて、上棟式を簡略形でも行うよう提案してみるのが良いでしょう。


  • お客様に式の進め方や必要なもの(費用)を丁寧に案内する

  • 大工さんや現場監督との顔合わせの時間を大事に設定する

  • 無理のない範囲でご祝儀やお弁当を用意していただき、感謝を伝える


「上棟式はやらなくてもいい」という考えのお客様であっても、 顔合わせの場 として上棟タイミングの交流を促せば、結果的に工事のスムーズさと満足度を高めることに繋がります。


ぜひ今回のポイントを活かし、お客様にとって 「心に残る上棟式」 をサポートしていきましょう。


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