最終図面に関して施主任せにされがちな建築のプロの皆さん!!
アミーゴ小池です!!
今回は「最終図面のチェック」についてです!
最終図面は本当に大切です…
クライアントの家の最終図面をしっかり確認してください!
今回のパックは、実施設計から見積り調整を終え、最終的な図面が提出される前、もしくは提出直後にチェックすべき内容をまとめています。
最終図面を確認せずに工事に着手してしまうと、後々大きなトラブルになる可能性があります。
多くの施工店や設計事務所では、最終図面には施主(クライアント)の押印やサインをもらい、合意を慎重に証明するケースがほとんどです。
プロ側がここまで慎重になるのは、最終図面に対してクライアントの承諾がない状態では安心して工事ができないからです。
最終図面は「この図面で建物を造る」という基準になる資料であり、承諾なしに進めてしまえば「図面が違う」と後から施主にいくらでも文句を言われるリスクがあるためです。
しかし、このように重要な最終図面を、「プロが作っているから大丈夫」として、クライアントが一切確認しないまま承認してしまう事例が少なくありません。
もし図面上の記載に誤りや、あえて説明していない項目が隠されていた場合、クライアントの希望と違う家になってしまいます。
騙されたと言われてしまうのはプロとしても非常につらい事態ですから、最終図面をチェックしてもらうよう促すのは当然といえます。
■今回のパックで用意していただきたいもの
提出されたすべての図面や資料
三角スケール
メジャー
フリクションペン(赤・青)
今回の最終図面チェックはボリュームが多く、一日で完了しない場合があります。複数回に分けて丁寧に確認し、全資料をしっかり把握してください。
■全ての図面を確認する際のポイント
まず大前提として「分からない部分は必ず担当者に確認する」。
これまで打合せを重ねてきたのだから……と遠慮して不明点を放置しないでください。
分からない箇所は恥でも申し訳ないことでもなく、トラブルを防ぐための当然の手続きです。
1. 仕様書+設備プレゼンシートのチェック
仕様書とは、家の素材や設備、細かい納まりなどを文字でまとめた資料です。
実施設計の終盤や見積り調整で、追加・修正した内容がきちんと盛り込まれているか、必ず確認しましょう。
不明点は担当者に質問
仕様書の文言や用語が理解できない箇所は遠慮なく尋ねてください。説明無しで省かれている場合も多いです。
仕様書と設備プレゼンシートの整合性
仕様書とプレゼンシートに書かれている設備・素材内容が一致しているかを確認しましょう。
万が一、別の設備が記載されていると、施工業者側が混乱するだけでなく、工事後に手戻りや補修が発生しかねません。
サンプルと照合
仕様書に記載された素材や色を、実際に取り寄せたサンプルでチェック。
「実物はちょっと違うかも……」という場合は必ず調整や再検討を依頼してください。
工事着工後や納品後に変更すると、スケジュールやコストに影響が出ます。
2. 案内図のチェック
案内図とは、現場となる敷地がどこに位置しているかを示した地図です。
地図上の敷地位置
本当にその場所で合っているか、Googleマップなどと付き合わせて確認してください。
似た形状の区画に要注意
大規模分譲などで類似の区画が多い現場では、案内図に誤りがあると、業者が間違った土地に基礎を着工する事故も起きています。
3. 求積図のチェック
建物や土地の面積を算出するための図面です。
敷地面積
法務局などの測量図と同じかを確認してください。
敷地面積がズレていると建築面積・延床面積の計算にも影響し、法的規制(建蔽率や容積率など)をクリアできない恐れがあります。
建物の建築面積・延床面積
平面詳細図などと見比べて寸法に食い違いがないかを確認。
特に建蔽率・容積率をオーバーしていないかが重要です。
4. 平面詳細図
建物の間取りやフローリングの方向、家具・建具の仕様などを詳細に示す図面です。
間取り寸法
これまでの打合せ通りか、各寸法をフリクションの青などで逐一チェック。メジャーで実際に測ってイメージを再度固めるのも有効です。
設備配置
キッチン、洗面、トイレなどの位置・サイズ・向きが希望通りか再度確認してください。
建具・窓サイズ
ドアの種類や開き方、窓の位置・大きさを平面図で細かくチェック。
仕様書との整合
仕様書にある床・壁・天井の仕上げと、平面詳細図の指示が合っているかを突き合わせてください。
5. 立面図+CG+VR+模型
建物を外側から見た図面が立面図です。
外観や高さ、窓位置
過去の打合せから変更がないか、寸法を再確認してください。CGやVR、模型などを合わせてイメージを擦り合わせると確実です。
外壁や屋根などの仕上げ
仕様書と立面図を比較し、材質・仕上げが相違していないか注意してください。
軒樋・縦樋の位置
これが外観を損ねる位置に来ていないか、立面図で必ずチェック。記載が無ければ書き込んでもらうよう担当者に依頼しましょう。
6. 断面図
建物を垂直に切り取った図面です。
各階の天井高さ
スキップフロアや斜線制限のある物件は要チェック。図面上の高さ寸法が要望と異なっていないか確認してください。
梁型の有無
必要に応じて「展開図」があるとより詳細に確認できますが、展開図を用意しない会社も多いです。
断面図で梁型が天井から出てきそうかどうか担当者に尋ね、図面に明示してもらいましょう。
(前半まとめ)
今回は最終図面チェックの前半でしたが、情報量が多いので、一度読み流してから図面を手元に広げて実際に照合し、何度かに分けて確認することをおすすめします。
今回のパックで学んだ内容や追加で気付いたチェック項目などがあれば、SNSで私アミーゴ小池をメンションして発信してください!
私も必ずチェックしていますので、一緒により良い家づくりを実現していきましょう。
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