建築オーナーから「軒が出ていてカッコいい、住友林業みたいな外観にしたい!」と要望されたことはありませんか?
しかし、軒の出た外観デザインは意外と難易度が高く、経験が浅いと苦戦しがちです。
本記事では、建築コンサルタントが実際に使っている軒を出したかっこいい外観デザインの具体的手法と、顧客説明に使えるロジックを全公開します!
まず大前提。どんなにカッコいい外観を提案しても、なぜこのデザインなのかを言葉で説明できないと意味がありません。
✅ 資料をただ見せるだけではダメ。
✅ 「かっこいいと思います」「頑張って考えました」もNG。
論理的にデザイン意図を説明することが、プロとして求められます。
ライン合わせは美しいデザインの基本中の基本。
窓の高さ、玄関、バルコニー袖壁などのラインを縦・横にきれいに揃えます。
人間は整理整頓された情報を本能的に「美しい」と感じます。
これは積み木を並べたときに、整列していると綺麗に見えるのと同じ原理です。
建物に立体感(凹凸感)を与えると、豪華で印象的な外観になります。
玄関ポーチを建物から前に出す
2階バルコニーを道路側&側面方向にオーバーハングさせる
人間は「彫りの深い顔立ち」を魅力的と感じます。これと同じで、凹凸のある建物も美しいと直感的に感じるのです。
軒を出した外観では、水平方向を強く意識することが超重要です。
屋根の勾配を緩くする(1寸勾配、または0.5寸勾配)
軒を大きく出す(90cm〜120cm程度)
人間は水平・垂直を非常に敏感に感じ取る性質があります。
水平・垂直は自然界にはない、人工的な概念だからこそ、きれいに揃った水平方向を見ると「美しい!」と本能で感じるのです。
デザインに**連続性とシンメトリー(左右対称)**を取り入れるとより高級感・荘厳さを演出できます。
窓を縦滑り出し窓などで連続配置
建物中央で左右対称にボリューム設計
宗教建築や国会議事堂、ホワイトハウスもシンメトリー構成。人は左右対称=神聖・力強いと感じる心理が働きます。
建物単体だけでデザインを考えては不十分です。
外構(塀・植栽・カーポート)も水平方向を意識して設計しましょう。
✅ カーポートの屋根を建物の軒と揃える
✅ フェンスも水平ラインを強調するデザインに
✅ 植栽も横方向に広がるものを選ぶ
これにより建物と外構が一体化し、圧倒的に美しい外観に仕上がります!
Before(提案ミス) | After(改善後) |
窓ラインがバラバラ | ラインを揃えて整理整頓感UP |
凹凸感がないペタっとした外観 | 玄関やバルコニーを凹凸させ印象UP |
屋根勾配が急すぎる | 緩勾配にして水平方向を強調 |
外構が建物とバラバラ | 外構も水平を意識して一体感UP |
✅ ラインを揃える
✅ 凹凸感を出す
✅ 水平方向を強調する
✅ 連続性・シンメトリーを取り入れる
✅ 外構までデザインに組み込む
そして、これらを「言語化」してお客様にわかりやすく説明すること!これが本当のプロフェッショナルです。
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