こんにちは、アミーゴ小池です!
今回は**「収納量の確認」**について、建築プロの皆さんに役立つ情報をお届けします。
収納は、オーナー様にとって満足度を左右する重要な要素です。
しかしながら、「一般的な基準」だけに頼った提案では、オーナー様の期待を超えることは難しいでしょう。
この記事では、収納計画の精度を上げ、オーナー様に喜ばれる提案を行うための具体的な方法をお伝えします。
提案における一般的な問題点
多くのプロが収納スペースについて、以下のような提案をするケースがあります
「この広さの家なら収納率10%で十分です。」
「一般的に、このサイズのクローゼットがあれば問題ありません。」
このような基準に頼った提案は、簡潔で合理的に見えます。
しかし、オーナー様が実際にどのような荷物を持ち、どのように使いたいかという具体的な情報に基づいていない場合、引き渡し後に「収納が足りない」「収納が多すぎて部屋が狭い」といった不満が生まれる原因になります。
収納計画で考慮すべきポイント
1. 現状の荷物量の把握
収納量を「一般的な基準」ではなく、オーナー様の現状の荷物量に基づいて計画する必要があります。そのためには、具体的な数値を把握することが重要です。
2. 「広さ」ではなく「長さ」で計画
クローゼットや収納スペースを「.畳」といった広さだけで提案するのではなく、収納する物に必要な長さや高さを基準に考えるべきです。
例:ハンガーパイプの必要長さ
ご主人の服:1.9m
奥様の服:2.3mこの場合、最低でも4.2mのハンガーパイプが必要です。広さだけを考慮すると、ハンガーの長さが不足するケースが起こり得ます。
提案精度を高めるためのツール:収納家電リスト
建築プロとしての提案をより具体的かつ実践的なものにするため、収納家電リストを活用することをお勧めします。
収納家電リストとは?
オーナー様の現状の荷物量を「数値」として把握できるツール。
荷物の長さ・高さ・個数をExcelで簡単に管理可能。
コンセントの必要数も確認でき、家全体の収納計画を精密化できます。
ダウンロードはこちら:収納家電リストをダウンロード
具体例:収納計画の方法
1. 各部屋の荷物量を数値化
各部屋ごとに収納が必要な物品をリストアップし、それぞれの長さや個数を数値化します。
これにより、クローゼットや収納棚の必要な寸法を具体的に割り出せます。
2. コンセント数の確認
収納スペースに電化製品を使用する場合、必要なコンセント数を計算し、設置位置を明確にします。
これにより、後からコンセント不足に悩むことがなくなります。
3. 図面との照合
収納家電リストで把握した数値と間取り図を照らし合わせ、収納量が確保されているかを確認します。
特に、クローゼットやウォークインクロークでは、「広さ」だけでなく「長さ」や「高さ」にも注意が必要です。
収納率の誤解と実用性
「収納率10~15%」という一般的な指標はあくまで目安です。
しかし、プロとして重要なのは、収納の使いやすさや効率を最大化することです。以下の点を考慮してください
収納の分散配置
各部屋に適切な収納を分散配置することで、使い勝手を向上させます。
例:リビングに本や小物用の収納を設置。
寝室に日常着用の服を収納するクローゼットを設置。
ファミリークローゼットの活用
家族全員が使用する収納を一箇所にまとめることで、効率的な動線を確保します。
可動棚や拡張性の提案
将来的なライフスタイルの変化に対応できる収納設計を心がけましょう。
プロが心掛けるべき提案姿勢
オーナー様のニーズを丁寧にヒアリング
一般的な基準ではなく、オーナー様の具体的な要望や生活スタイルを把握します。
図面に家具や収納の寸法を記載
設計段階で家具の配置や収納の詳細を明記し、引き渡し後のトラブルを防ぎます。
将来を見据えた計画
子供の成長や荷物量の変化を見越して、収納量に余裕を持たせた提案を行います。
まとめ
収納は単なる「広さ」ではなく、オーナー様の生活に合わせた「使いやすさ」を提供することが重要です。
具体的な数値に基づいた提案で、オーナー様に満足していただける家づくりをサポートしましょう。
さらに詳細な情報やツールに興味がある方は、以下のSNSで私に直接お問い合わせください。
次回もプロの皆さんに役立つ情報をお届けします!
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